「腰痛」高齢の方 体が傾いている。
80代の 女性
どうにか当院へ来ていただきました。
体が片方へ偏って歩いておられる。
そのような方を町中で見ることがありますね。
杖を突いたりして歩いていられます。
その原因は「横寝」なんです。
そのような方は「横寝をすると、楽。」と、一様に言われます。
「横寝を続ける。」
これは大変なことなのです。
人間の体は上向きで寝るように出来ているのです。
赤ちゃんでも上向きですね。
ところが、年を取られると、ではなくて、体に慢性病を持つと上向きでは辛いのです。
背中には 肺兪、心兪、肝兪、胃兪、脾兪、腎兪、大腸兪 等というツボがあり、これらは慢性病になって、
上向きで寝て、ツボを布団で圧迫されると苦しく感じるのです。 それで「上向きは辛い。」ということになります。
そこで、皆さんは、横寝をします。 すると、このツボ部分を圧迫しませんから、「楽だ。」となるのです。
そして、横寝が習慣になります。
横寝で何年も経過すると、女性は肩幅(幅広)~肋骨 ~ ウエスト(肋骨が無い部分)~ 骨盤(幅広)~ 大腿 ~ 足首(細い)まで
肩の幅に比べウエストはくびれるとともに、そこには肋骨が無いのです。 其処は隙間。 その下方は骨盤ですから幅があり布団に当たり
ます。
ウエストは幅が狭く、その下の布団との間は 空間になることが起きます。
すると、背骨は布団の側へ(下がる。) ➀ 背骨が布団側へ湾曲するのです。 ➁ その下方で支えるのが骨盤で、それも傾きます。
布団の側になる体は、フラットな布団の面と一体になるので、肩 ~ 腰 ~ くるぶし までが一つの直線ラインになるのです。
その反対の側は、肩が出て、腰が出て、キュートになるラインができ、
立って、前方あるいは、後方から見ると
片側は真っすぐに立ち、反対側はそちらへ寄っているというバランスになって、「傾いて歩いている。」格好になります。
◆ 体が傾き、腰も傾いているのですから、当然、腰痛が起こります。
また、初期からの慢性病も解消していませんから、それらの病気の存在も確認しなければなりません。
ということで、この度お越しいただいたこの方も、高齢ということもありますが、いっぱい症状を抱えています。
今回は、「腰痛を解消させるだけ。」です。
いつも通り、「筋肉検査」をして、現状を報告。
このようにしてあなたの体形が作られてきた旨をお伝えしました。
「2度と横寝はしないこと。」と、説明しました。 ただし、横寝は上向きが苦しくなった時に、5分程度やってください。
そして、再び仰向けで眠るようにしてください。
やはり、各15分 3回の押圧で解消しましたし、問題は全身にありますので、残りは次回から、全身の不具合を取っていきます。
この方だけではなく、このような体の決まり事を知らない方が非常に多いのです。
生活習慣も病院では教えてくれません。
当院へ来て、勉強して帰っていただきたのです。
施術が終わると、立って、室内を歩いていただくと、先ほどとは全く違い、真っすぐ・スタスタと歩きだしました。
当院は、2階にありますので、階段を下りて帰られる時、「お母さん、さっきと歩き方が全然違うじゃない。」との、
娘さんの大きな声が聞こえてきました。
後楽整体 気流院 湘南の風
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